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転換炉ふげん・・記録無断変更/原子力機構

 日本原子力研究開発機構は12月2日、廃炉中の新型転換炉「ふげん」(福井県敦賀市)で、機器の保守点検記録が内部のルールを守らずに変更されていたと発表しました。原子力機構は内部の監査部門による特別監査を月内に実施し、同様の不備が他にないか確認するとしています。

 原子力機構によると、問題があったのは管理区域内の空気などを排出する際に、放射性物質が基準以内かを確認する計測器。点検項目が増えたり、必要のない項目が除外されたりしていました。点検の評価を行った日を、点検日として直していたケースもありました。

 ルールでは、点検を変更した際は二重線を引いて訂正印を押し、変更した日付や内容、理由を記載して履歴を残すことになっています。

 女川原発海水12・5トン漏れ 東北電

 東北電力は11月30日までに、女川原発1号機(宮城県)の原子炉建屋で、ポンプやモーターの冷却に使う海水

約12・5トンが漏れたと明らかにしました。

 女川1号機は電気出力52・4万キロワット。東日本大震災の地震と津波が発生した2011年3月から停止しています。

美浜原発1号機 冷却水4抑漏れ/関電

 関西電力は12月2日、廃炉が決まった美浜原発1号機(福井県美浜町)の原子炉補助建屋内で1次冷却水が約4リットル漏れたと発表しました。放射能は11万90

00ベクレルと国への報告基準の約30分の1で、環境への影響はないとしています。

(「しんぶん」赤旗2016年12月4日より転載)