首都圏反原発連合(反原連)は12月2日夜、首相官邸前抗議を行いました。ベトナム国会が日本からの原発輸入計画の撤回を決めるなど、安倍晋三政権の原発輸出政策が行き詰まるなか、参加者は「原発売るな」「再稼働反対」とコールしました。
千葉県我孫子市から毎週参加している新保享(すすむ)さん(67)は「福島原発事故を境に原発をやめる国が増えているのに、事故を起こした日本で推進するなんておかしい。福島原発事故を忘れず、避難者に心を寄せ、″原発やめろ″の声をさらに広げていきたい」と語ります。
東京都新宿区の平川磨理子さん(70)は「政府は高速増殖炉『もんじゅ』に税金を使い続ける一方で、年金を削っています。税金はもっと別のことに使うべきです」と話しました。
この日は、800人(主催者発表)が参加。日本共産党の藤野保史衆院議員が国会正門前で参加者とともに抗議の声をあげました。
(「しんぶん赤旗」2016年12月3日より転載)