再稼働認めるな 市民ら来月要請
鹿児島県の三反園訓知事は11月28日開会した定例県議会に、川内(せんだい)原発(同県薩摩川内市)の安全性や避難計画を検証する「原子力問題検討委員会(仮称)」の設置費用を含む補正予算案を提案しました。
知事は「予算が認められれば速やかに設置したい」とする一方、補正予算案の採決は県議会終了日の12月16日に行われるため、定期検査で停止している1号機の再稼働(8日)に委員会の設置は間に合いません。
三反園知事は検査後の再稼働について、委員会で安全だと判断されない場合は「強い対応をとりたい」とし、再稼働前に停止を要請しない考えを示しています。
市民団体「ストップ川内原発!3・11鹿児島実行委員会」は三反園知事に対し、検討委員会での結論が出るまで定期検査で停止した原発の再稼働を認めないよう5日に要請を行い、6、7の両日には県庁前で集会を開く予定です。
(「しんぶん」赤旗2016年11月30日より転載)