1月29日の原子力規制委員会の新基準適合性審査会合では、関西電力の大飯原発3、4号機、高浜原発3、4号機(いずれも福井県)の地下構造に関する審査が行われました。
規制委の島崎邦彦委員長代理は、関電が示した地下構造の解析について「おかしい。モデルを直さないといけない」と指摘。別の解析も行うことによって「信頼性の高い結果を出してもちいたい」などと、新たな解析もするよう求めました。関電は「できたところから説明したい」と述べました。
審査会合ではほかに、九州電力が玄海原発3、4号機(佐賀県)で想定される地震の最大の揺れについて、これまでの540ガルに加え、585ガルを追加しましたが、再検討することになりました。九電は、修正した基準津波も提示。規制委側はこれについては″おおむね妥当″という判断を示しました。