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福島第1 汚染水が過去最多・・台風の影響で水量増す

  台風による大雨の影響により、東京電力福島一第1原発の放射能汚染水の発生量が9月15~21日までの7日間で1日当たり平均約1122トンになり、過去最高を更新しました。東電が9月26日の記者会見で発表しました。

  高濃度の放射能汚染水がたまっている建屋地下に流入した地下水量は同約559トン、護岸近くの井戸からくみ上げて建屋地下に移送した水量は同約563トン。このくみ上げ量には、地下水位が上昇したことで汚染地下水が海に流出するのを防ぐため、バキュームカーで応急的にくみ上げた地下水量を含みます。

 汚染水の発生量を抑える対策として運用している凍土壁(陸側遮水壁)海側の効果について、東電は「凍土壁の性能の評価は、今後示したい」と述べるにとどまりました。

(「しんぶん」赤旗2016年9月27日より転載)