2月4日の原子力規制委員会の新基準への適合性審査会合は、北海道電力泊原発3号機、九州電力川内原発1、2号機、関西電力大飯原発3、4号機について審査しました。
機器の設計について北海道電は、事故時に原子炉を冷やすために使われる配管などを例に、過酷事故の下でも信頼性は十分だと説明。規制委側は対策の多重化を求めた新基準に照らして不十分と指摘し、北海道電は対応を検討することになりました。
泊3号機ではテロによる大規模損壊発生時の対応の審査も行われましたが、情報公開はふさわしくないと非公開で審査されました。
泊3号機に関し、規制委の指摘事項に対する未回答が100件を超えています。更田(ふけた)豊志委員は、効率的に指摘事項をまとめて回答できるよう規制委側でも工夫すると述べました。