8月12日に伊方原発3号機の再稼働をねらう四国電力と国に抗議するため、原発いらんぜ宇和島市民の会は9日、愛媛県宇和島市で宣伝行動をしました。「周辺住民、県民、国民の理解を得られていない伊方原発3号機の再稼働は中止せよ!」との訴えに、若い夫婦が「再稼働には反対。市民の会に入りたい」と加入するなどの反響がありました。
司会は、宣伝後、四国電力宇和島支店に、再稼働を中止するよう申し入れました。
同日の行動には、浅野修一共同代表(無所属市議)、坂尾眞事務局長(共産党議)、岩城泰基事務局次長(社民党市議)ら11人が参加しました。
浅野共同代表は「5年5カ月前に福島第1原発で大事故が起こり、いまだに10万人を超える人が避難生活を強いられ、事故原因究明もされていない。原発の安全性に多くの人が不安を持っている中での伊方原発の再稼働は何としても阻止しなければならない」と訴えました。
坂尾事務局長は「再稼働に憤りを感じる。原発ムラ、企業の利益のために地域住民の命と安全が脅かされている。粘り強くたたかいを展開し、運動を強め、会員を増やしていきたい」と話しました。
(「しんぶん赤旗」2016年8月11日より転載)