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伊方原発3号機に不具合・・冷却水ポンプ再稼働延期も

Ikata-genpatu 四国電力は7月17日、再稼働に向けた準備が大詰めを迎えている伊方原発3号機(愛媛県)で、1次冷却水を循環させるポンプに不具合が見つかったと発表しました。部品の交換を行う予定で、早ければ今月26日としていた再稼働時期は遅れる見通しとなりました。

 四電によると、伊方3号機で1次冷却水を循環させるポンプ3台のうち1台で、流量が通常時よりも増加していることが16日に判明。17日に調整作業を行いましたが、改善が見られませんでした。放射性物質の外部への流出はないといいます。

 今後は分解点検をして原因を調査するとともに、部品の交換を実施。交換に1週間程度かかる可能性があるといい、再稼働の日程は改めて検討するとしています。

 伊方原発では14日と15日に実施した重大事故訓練で作業員2人が熱中症となりました。一部の訓練をやり直すことが必要となり、再稼働の日程に影響する可能性も生じていました。

(「しんぶん赤旗」2016年7月18日より転載)