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高浜1、2号機 工事計画認可・・規制委 & 福島沖の2魚種解除

高浜1、2号機 工事計画認可・・規制委

 原子力規制委員会は6月10日、運転開始から40年を超える運転期間の延長を申請している関西電力高浜原発1、2号機(福井県高浜町)の延長に必要な許認可の一つである工事計画を認可しました。

 規制委は、運転延長認可の前提として、新規制基準に適合したとする設置変更の許可と工事計画の認可が必要としていました。設置変更の許可は4月におこなっています。

 規制委は、高浜原発1、2号機の運転延長申請に伴う老朽化対策などに関する審査はすでに大筋で終了。認可期限である7月7日までに運転延長申請認可を出す見通しです。

 規制委は、工事計画の中で示されている原子炉内構造物の耐震性の前提条件を確認する試験は、期限のない使用前検査でおこなうとしています。

(「しんぶん赤旗」2016年6月11日より転載)


福島沖の2魚種解除

 政府は6月9日、東京電力福島第1原発事故の影響で、福島県沖のヒラメとマアナゴに適用していた出荷制限を解除しました。検体の放射能検査で、国の基準(1キロ当たり100ベクレル)を安定的に下回ることが確認されたためです。これで制限解除は18種となりましたが、クロダイやサクラマスなど26種がなお出荷制限を受けています。

 ヒラメは2010年の福島県沖での漁獲金額が3位、マアナゴは9位の主要魚種。同県沖では原発事故後に全魚種で操業停止となりましたが、12年6月から魚種を絞って試験操業が行われています。

(「しんぶん赤旗」2016年6月11日より転載)