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事故通報遅れを追及・・茨城・山中県議 東海第2廃炉要求

 日本共産党の山中たい子議員は6月10日の茨城県議会一般質問で、運転停止中の原電東海第2原発(茨城県東海村)で今月2日に放射性廃液750リットルが漏れた事故が県に2時間以上も遅れて通報された問題をとりあげ、橋本昌知事の考えをただしました。

 山中氏は「事故が発見された午後2時55分当時、私たち日本共産党県議団(3人)は原電東海事務所を訪れ、ヒアリングの最中だった。説明者は、県内では原電トップの茨城総合事務所長や副所長、技術担当者らだったが、この間、事故連絡は一切なかった」と明らかにしました。

  「幹部への通報が遅れたのも問題だが、県に通報があったのは事故から2時間以上もたった午後5時7分だった」と指摘し、すみやかに通報するとした社内規定にも反していると批判。「こんな状態でどうして住民の安全が守れるのか。原電の体質こそが問題。再稼働などとんでもない」と述べ、同原発の廃炉を求めました。

 橋本知事は「(通報に)2時間を要したことが妥当だったのか、原電に検証するよう要請している」などと答えました。

(「しんぶん赤旗」2016年6月11日より転載)