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伊方3号再稼働ノー・・愛媛 住民団体が仮処分申請/松山地裁 & 美浜3号機 再稼働費用 1650億円

伊方3号再稼働ノー・・愛媛 住民団体が仮処分申請/松山地裁

 四国電力伊方原発3号機(愛媛県伊方町)の再稼働の差し止めを求めて5月31白、「伊方原発をとめる会」の須藤昭男共同代表ら愛媛県内住民12人が松山地裁に仮処分を申し立てました。

 申し立てたのは、須藤氏のほか、同会の草薙順一事務局長ら伊方町と八幡浜(やわたはま)、伊予、西予(せいよ)、松山市の住民12人。裁判長は、本訴訟と同じ久保井恵子判事です。

 債権者らは「本年4月、熊本地震が発生したが、これは布田川(ふたがわ)、日奈久(ひなぐ)、別府—万年山(はねやま)断層帯を震源とするものである。これに連なる中央構造線上の伊予灘海域の断層帯を震源とする伊方原発直近での大地震を想定しなければならない段階にすでに至っている」と指摘。

 「伊方原発は、この中央構造線断層帯からわずか5キロしか離れていない場所に立地しており、中央構造線の大地震により重大かつ甚大な被害を受けることは確実である」と強調しています。

 松山地裁での仮処分裁判は、原爆被爆者らが3月に広島地裁に提訴した仮処分裁判と連携・共同して進めるとしています。

(「しんぶん赤旗」2016年6月2日より転載)


 

美浜3号費用 1650億円・・再稼働対策で関電

 関西電力は5月31日、40年を超える運転をねらう美浜原発3号機(福井県美浜町)について、2017年12月としていた工事完了予定時期を20年3月に変更しました。また、再稼働に必要な対策費が1650億円に上ると明らかにしました。15年3月時点での見積もりでは1290億円でした。

(「しんぶん赤旗」2016年6月2日より転載)