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原発稼働ありえない/反原連官邸前抗議 “国民の命守れ” & 「熊本の会」 九電に抗議・県に要請

原発稼働ありえない/反原連官邸前抗議 “国民の命守れ”

(写真)川内原発いますぐ止めろ、とコールする人たち=5月6日、首相官邸前
(写真)川内原発いますぐ止めろ、とコールする人たち=5月6日、首相官邸前

 「川内(せんだい)原発いますぐ止めろ」「伊方原発再稼働反対」。首都圏反原発連合(反原連)が6日行った首相官邸前抗議。熊本を中心に九州で地震が続くなか、原発を推進する安倍晋三政権に怒りの声があがりました。

 さいたま市の男性(53)は「熊本では震度7が続けて起きるなど、誰も想定していない事態が続いています。川内原発は今すぐ止めるべきです。原発は止めなくていい、などというのは科学的ではありません」と語りました。

 東京都多摩市の女性(73)は「これだけ地震がおき続けている日本で、原発再稼働なんて政治の選択肢としてありえない。安倍さんのやり方には、国民の命を守ろうという姿勢が見えない」。

 神奈川県横須賀市の男性(67)は「日本のどこでどんな規模の地震が起きてもおかしくない。安倍首相の姿勢は“とにかく原発を動かしたい”というものです」と憤りました。

 雨のなか600人(主催者発表)が参加しました。日本共産党の藤野保史衆院議員が参加者とともにコールしました。

(「しんぶん赤旗」2016年5月7日日より転載)


川内原発すぐ停止に・・「熊本の会」 九電に抗議・県に要請

 余震が続く熊本県内。労働組合や市民団体、個人でつくる「原発ゼロ・自然エネルギーヘの転換を求める熊本の会(原発ゼロ・熊本の会)」は5月6日、鹿児島県にある川内原発をいますぐ停止するよう求めて、九州電力熊本支社へ抗議しました。

熊本県知事にも要請しました。

 熊本地震を引き起こした断層の延長線上にある川内原発。九電支社前での行動には約30人が参加。母親らと参加した山都町の久枝しずくさん(21)は「地震が起きたときも原発が気になりました。せめて余震が落ち着くまで止めてほしい」。

 抗議文を携えた、同会の楳本(うめもと)光男事務局長(県労連議長)は「万が一原発事故が起きれば取り返しがつかない」と指摘。九電の広報課職員は抗請文を受け取り、「安全性に配慮して、しっかりと説明する」と語りました。

 同会は県庁を訪れ、九電が市民に誠実に説明責任を果たすよう指導せよ、地震の解明ができるまで川内原発の稼働を止めよと要請。

 記者会見で、同会の代表世話人の中島煕八郎さん(熊本県立大学名誉教授)は、川内原発再稼働の前提であった「免震重要棟」の建設を九電が昨年12月に突然撤回したと批判。

 「熊本地震は誰にも予測できなかった。原発はいますぐ停止すべき」と強調しました。

 九電支社前の行動には、日本共産党の山本伸裕熊本県議が参加しました。

(「しんぶん赤旗」2016年5月7日日より転載)