首都圏反原発連合(反原連)は4月29日夜、首相官邸前抗議を行いました。九州電力川内原発(鹿児島県)に隣接する熊本県で地震が続いているのに、稼働停止を求める国民の声に逆らう安倍晋三政権。冷たい風が吹くなか、参加者は「川内原発いますぐ止めろ」「地震の国に原発いらない」と声をあげました。
3年ぶりに参加したという埼玉県狭山市の女性(68)は大分県の出身です。「地震が起きたとき、真っ先に川内原発のことが頭をよぎった」といいます。「大分の近くには伊方原発もある。地震が今後どうなるかも分からない。それでも再稼働を進める安倍首相は、国民の命をなんだと思っているのでしょうか」と憤りました。
29歳の娘を誘って参加した神奈川県座間市の女性(56)は「川内原発はすぐに止めてほしい。大きな地震が続いているのに、何かあったらどうするのか」といいます。隣にいた東京都武蔵野市の女性(57)は「地震があったら、私たちはすぐ火を止めるように言われている。原発を止めるのが常識でしょ」と語りました。
この日の行動には800人(主催者発表)が参加。日本共産党の田村智子参院議員がスピーチしました。
(「しんぶん赤旗」2016年4月30日より転載)