九州電力玄海原発が立地する佐賀県玄海町の岸本英雄町長が、原発の使用済み核燃料から出る高レベル放射性廃棄物(核のゴミ)の最終処分場に関して「受け入れは選択肢の一つ」などと発言したと報じられている問題で、玄海原発対策住民会議と佐賀県原発問題対策協議会は4月27日、岸本町長と面会し、受け入れ発言の撤回を求めました。
申し入れに対して岸本町長は「発言の趣旨はそうじゃない。自ら候補地に名乗りを上げるようなことはしない」と笞えました。
面会後、日本共産党の藤浦皓町議は「町長の言うことが、聞くたびに全然違う発言に変わる。態度を曖昧にしたままでは許されない」と批判しました。
隣接する唐津市の浦田関夫日本共産党市議は「最終処分場の問題の根本は、原発を動かし続ける限り出続ける核のごみだ。原発を一刻も早く止める以外に道はありません」と話しました。
(「しんぶん赤旗」2016年4月29日より転載)