Q 地震の震度とマグニチュードはどんな関係があるの? (干葉県・読者)
A 震度は、ある場所の揺れの大きさを表すもので、日本では震度0から7まで10段階に分けた気象庁震度階級が使われています。以前は気象庁職員が体感と周囲の状況から推定していましたが、1996年4月から気象庁や地方自治体などが設置した計測震度計により地震波のデータをもとに自動的に測定しています。
マグニチュードは、揺れのもとになった地震の規模を表すもので、地震を起こした断層面の広さや、その断層面がどれぐらいずれたかで異なります。マグニチュードが1増えると、放出されるエネルギーは32倍、2増えると1024倍大きくなります。マグニチュードが大きくても遠いところの震度は小さくなり、マグニチュードが小さくても近くの震度は大きくなります。
(2016・4・26)
(「しんぶん赤旗」2016年4月26日より転載)