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北海道電泊原発・・鍵の管理に不備/規制委が注意 & 「アルプス」配管部 汚染水漏れ

北海道電泊原発・・鍵の管理に不備/規制委が注意

 原子力規制委員会は3月25日、北海道電力泊原発(北海道泊村)で、立ち入り禁止区域に入る扉の鍵の管理などに不備があったとして文書で注意しました。鍵が紛失するような事態は起きていませんが、規制委は「核物質防護上、重大事案に発展する恐れがあった」としています。

 規制委事務局の原子力規制庁によると、昨年9月、規制庁が定期的に行っている検査で発覚。重要な鍵はリストを作って管理することになっていますが、一部の鍵がリストから漏れているなどの不備がありました。

 また、警備員が巡視などの際、鍵を持ち出す手続きが定められておらず、厳重な管理がされていない可能性があったといいます。

(「しんぶん赤旗」2016年3月27日より転載)

 


 

「アルプス」配管部 汚染水漏れ・・福島第1

 東京電力福島第1原発で3月25日夜、放射性物質を除去する「多核種除去設備(アルプス)」の系統内の汚染水が漏れたと、東電が発表しました。

 漏えいした水量は、推定約8リットル。放射性物質の濃度は、セシウム134が1リットル当たり150ベクレル、セシウム137が同690ベクレル、全ベータ(ストロンチウム90などベータ線を出す放射性物質)が同1万9000ベクレル。

 配管の接続部分から滴下が確認されたといいます。配管フランジを増し締めし、滴下は止まりました。汚染水の回収作業は、26日午前1時20分に終了。

 多核種除去設備は16日から停止しています。

(「しんぶん赤旗」2016年3月27日より転載)