東京電力福島第1原発事故から5年を迎えた3月12日、「2016原発のない福島を! 県民大集会」が福島県郡山市の陸上競技場で開かれ、約6000人が参加しました。日本共産党の、いわぶち友参院比例予定候補、くまがい智参院選挙区予定候補も参加。集会後、デモ行進しました。
角田政志集会実行委員長が「福島の現実置き去りの原発再稼働を許すことはできない。福島第2原発の廃炉、日本の原子力政策の見直しを求めていく」と強調しました。さようなら原発一千万人署名市民の会呼びかけ人の鎌田慧さんが連帯あいさつしました。
4氏がリレートーク。福島原発事故津島被害者原告団長の今野秀則さんは「原発と人間社会は共存できない。安倍首相が言うようなコントロールはされていない。制御できない原発が事故を起こせば悲惨な事態になる。私たちはその過酷な現実を担い続けさせられている」と告発しました。
大熊町の愛場学さんは家族がばらばらにされた怒りを込め「原発再稼働は到底容認できない」ときっぱり語りました。
集会に初めて参加した女性=福島市在住=は「みなさんの話を聞いて今もすごく苦しんでいるんだなと痛感しました。原発は必要ないです」と話しました。
(「しんぶん赤旗」2016年3月13日より転載)