来日中のワルストロム国連事務総長特別代表(防災担当)は2月24日、日本記者クラブで記者会見し、東京電力福島第1原発事故を受けて避難している住民について「不安感や恐怖心がある中で、どうやって帰還し、経済や生活を再開させるのか、多くの国が学びたいと思っている」と述べました。
ワルストロム氏は、東日本大震災での被害に関し、「仙台市は建物の強度の強化に多大な投資を行ったことで、津波による被害は大きかったが、揺れによる被害は小さかった」と指摘。2015年3月に同市で開かれる第3回国連防災世界会議では「防災への積極的な投資は、価値のあることだと訴えていきたい」と強調しました。