再稼働阻止全国ネットワークは3月2日、高浜原発(福井県)の再稼働に抗議し、同原発の廃炉を求める行動を、東京都千代田区の関西電力東京支社前で行いました。
冷え込みのなか、「再稼働ゆるさん」などのプラカードを手にした参加者は「関西電力、原発やめろ」「高浜原発今すぐ廃炉」のコールを響かせました。
柳田真共同代表は「高浜原発4号機が緊急停止したトラブルは、原発再稼働の危険性を明確に示した」と指摘。「3号機もただちに停止するとともに、1号機、2号機とともに廃炉にすべきです。高浜の地元の人々と連帯し、たたかっていこう」と訴えました。
参加者が次々にマイクを握り訴えました。福島県郡山市から参加した女性は「関西の人たちに私たちと同じ苦しみを味わわせたくはありません」と語ります。
川崎市から参加した男性(73)は「緊急停止によって、原発がいかに危険か改めて明らかになりました。3号機、4号機は運転開始から30年、1号機、2号機は40年以上です。今まで以上に強く抗議し、再稼働中止と廃炉を求めて行動していきたい」と話しました。
(「しんぶん赤旗」2016年3月3日より転載)