「高浜原発今すぐとめろ」「安倍はやめろ」―。首都圏反原発連合(反原連)が1月29日行った首相官邸前抗議行動では、国民の反対を押し切って高浜原発3号機(福井県)の再稼働を強行した関西電力、原発再稼働・輸出へ暴走する安倍晋三政権への怒りの声があふれました。
厳しい冷え込みで雪が降るなか、官邸前には「再稼働やめろ」などのプラカードを手にした参加者が続々と駆けつけました。
東京都中野区の男性(52)は「高浜原発はプルサーマルという特殊な原発で特別に危ない。福島第1原発の汚染水は燃料棒を取り出さない限り止まらないのではないか。安倍首相は“放射能はコントロールされている”というがうそだと思う」と話します。
東京都豊島区の女性(64)は「原発事故が起きたらどんなことになるか、福島を見れば分かるはずなのに、原発を再稼働するなんて許されない。誰かが犠牲になるような政策を進める安倍首相は国の指導者として失格です」と憤ります。
西東京市の年金生活者の男性(71)は「高浜原発の再稼働は許さない。今回の寒波のように自然界では想像できないことが起きる。事故が起きたら誰が責任を取るのか」と語りました。
日本共産党の田村貴昭衆院議員が参加し、スピーチしました。
(「しんぶん赤旗」2016年1月30日より転載)