原子力規制委員会の田中俊一委員長は1月13日、廃炉作業に伴う原発の使用済み燃料の保管の安全性について検討するとの考えを示しました。
田中委員長は、定例会合で「廃止段階で一番リスクが大きいのは使用済み燃料なので、それについて少し考え方を整理して今後どういうふうに事業者に求めていくか、検討したいと思います」と述べました。
新規制基準施行後では、九州電力が昨年末に玄海原発1号機の廃止措置計画認可の申請を提出したほかに、関西電力美浜原発1、2号機、日本原子力発電敦賀1号機、中国電力島根1号機の廃止の方針が示されています。
(「しんぶん赤旗」2016年1月14日より転載)