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伊方原発再稼働の賛否問う・・住民投票実現へ前進 愛媛・八幡浜

2016011014_01_1請求署名数確定

 「住民投票を実現する八幡浜市民の会」(共同代表=遠藤綾、石崎久次の両氏)が昨年末に提出した、伊方原発再稼働の賛否を問う住民投票条例の制定を求める直接請求署名で、1月8日、署名数が9939人と確定しました。同市選挙管理委員会が告示しました。

 提出した1万1176人の署名を市選管が審査、市民への縦覧、異議申し立てを経て確定したものです。確定した署名数は、条例制定に必要な法定署名数(選挙人名簿登録者数3万781人の50分の1の616人)を大幅に上回り、有権者の32・3%に当たります。

 市民の会は今月18日、大城一郎市長に、住民投票条例制定の本請求を行う予定です。

 日本共産党の遠藤素子市議は「署名期間は、ミカン収穫で一番忙しい時期と重なりましたが、市民の3分の1が署名したことは本当にすごいことだと思います。『市民の声を聞いてほしい』との強い思いがあるからこそ、これだけの署名が集まったのだと思います」と話しています。

 条例案を審議する臨時議会は1月下旬にも開かれる見込みです。

 署名は、昨年11月3日~12月2日の1カ月間で集められました。

(「しんぶん赤旗」2016年1月10日より転載)