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規制委 新基準の審査で議論・・浜岡・大間の敷地内断層 & 敦賀1号機の配管で水漏れ

規制委 新基準の審査で議論・・浜岡・大間の敷地内断層

 原子力規制委員会は1月8日、中部電力浜岡原発(静岡県)、電源開発大間原発(青森県)の新規制基準に対する適合性審査を行い、敷地内断層について初めて議論しました。両原発とも引き続き審議します。

 浜岡原発では、中部電力が敷地内で海岸線と平行して分布する複数の断層(H断層系)は海底地すべりでできたなどと説明し、活断層ではないとしました。これに対し、規制委からは、断層系の西方向の延長部に、安全上重要な施設である防潮堤があるため、断層が延びていないことなどを示すデータの拡充を求めました。

 大間原発では電源開発が、安全上重要な施設の直下を走る断層を含め14本の断層について活断層を否定。規制委は、同原発が建設中であることから、断層の直下に安全上重要な施設が追加されることはないかと確認。これに対し、電源開発側は、配置を考える時には断層の上を避けることを原則にしていると答えました。

(「しんぶん赤旗」2016年1月9日より転載)


 

敦賀1号機の配管で水漏れ・・日本原電

 日本原子力発電は1月7日、敦賀原発1号機(福井県敦賀市)タービン建屋横の地下トンネル内で配管から約20CCの水漏れがあったと発表しました。放射能量は、国に報告義務のある1万分の1以下の約49ベクレル。

 原電によると、配管は同建屋の機器からの排水用で、昨年12月9日、水が滴っているのを作業員が発見。穴は幅約3・7ミリ、長さ約5・4ミリで補修しました。原電は、配管に巻いた結露防止のポリエチレン製テープの内側で腐食が進んだとみています。1号機は廃炉が決まっています。

(「しんぶん赤旗」2016年1月9日より転載)