首都圏反原発連合(反原連)は1月8日、今年初の首相官邸前抗議行動を行いました。原発利益共同体から自民党が約7億円もの献金を受け、安倍晋三内閣が原発再稼働や輸出に突き進んでいます。参加者から「今年こそ原発ゼロに」「原発なくすためにも、安倍政権を打倒したい」との声があがりました。
東京都新宿区の女性(70)は「福島の人は、原発事故で家族も地域もバラバラにされたのに、安倍首相は原発を再稼働し、輸出しようとしている。原発をなくすには政権をひっくり返すしかありません」といいます。
神奈川県真鶴町からほぼ毎週妻と2人で参加している男性(74)は「往復の電車賃だけで1万4千円かかります。年金暮らしの身にはこたえます。福島の復興が全然進んでいないのに、政府が原発再稼働を進めることが許せません。野党が力をあわせ、安倍首相を政権の座から引きずり降ろしてほしい」。
相模原市の派遣社員の男性(26)は「原発再稼働でも安保法制でも安倍政権の強引なやり方は許せない。勝手に進めさせないため、ここに参加して声をあげ続けていきたい」と話しました。
日本共産党の藤野保史衆院議員が国会正門前でスピーチし、「みなさんと力を合わせ、原発をなくす年にしたい」と語りました。この日、1200人(主催者発表)が参加しました。
(「しんぶん赤旗」2016年1月9日より転載)