福井県の西川一誠知事は1月5日、県庁で関西電力の八木誠社長と会談しました。西川知事は、昨年4月に廃炉扱いとなった関電美浜原発1、2号機(福井県美浜町)について「(廃炉)計画申請の前にわれわれと関電の間で廃炉に関するさまざまな約束事を決めておく必要がある」と述べ、原子力規制委員会への廃炉計画提出前に県と取り決めを結ぶよう要請しました。
関電によると、廃炉に関する取り決めは、関電が福井県と美浜町と結ぶ安全協定に追加する方向で調整中といいます。ただ、会談後に記者会見した八木社長は、廃炉計画提出前に県と取り決めを行う可能性については「県との今後の調整による」と述べるにとどめました。
(「しんぶん赤旗」2016年1月6日より転載)