福井県にある関西電力の大飯、高浜、美浜の各原発9基の再稼働差し止めを求めた訴訟の第9回口頭弁論が12月18日、大津地裁でありました。
原告の住民らは、被告の関電の主張は原発の一般的な説明だけで、危険性について反論せず、かみ合った議論になっていないことから、争点を整理して一覧表としたものを意見書として提出。被告に反論するよう求め、反論しないのであれば早期の弁論終結を求めました。裁判所に促され、被告は検討するとこたえました。
原告は、基準地震動(考慮すべき地震の揺れ)について主張を補充するとともに、原発に対するテロ対策が不十分だと主張しました。
次回期日は2016年3月4日です。
(「しんぶん赤旗」2015年12月20日より転載)