「再稼働反対」「原発売るな」のコールが首相官邸前に響きます。首都圏反原発連合(反原連)が11月20日夜行った抗議行動。川内原発(鹿児島県)につづき、伊方原発(愛媛県)などの再稼働を狙う安倍政権に抗議の声を突きつけました。
インドから来日中のクマール・スンダラム氏(反原発団体核軍縮平和連合=CNDP)はスピーチで、安倍政権がインドへの原発輸出のための印日原子力協定を結ぼうとしていることを批判。「原発をインドに売るな」とコールしました。
「いつもは関西電力前の金曜行動に参加しています」という京都府からの参加者(68)は「国民の声を無視して再稼働を進める安倍政権に怒りを覚えます」と話していました。
仕事を終えて駆けつけた会社員の男性(30)は「実家が大分県にあります。伊方原発の再稼働はやめてほしい。安倍政権は原発の輸出にも熱心ですが、日本のイメージを悪くするもの。安倍政権を倒したい」と語りました。
東京・杉並区在住の女性(56)は「高速増殖炉もんじゅもいきづまり、核燃料サイクル政策は破たんしているのに、なぜ安倍政権は再稼働をすすめるのか。怒りの気持ちを可視化するために、行動をつづけます」。
日本共産党の本村伸子衆院議員が参加し、国会正門前でスピーチしました。
この日は900人(主催者発表)が参加しました。
(「しんぶん赤旗」2015年11月21日より転載)