東芝が子会社の米原子力発電プラント大手ウェスチングハウス(WH)を通じ、ブルガリアで原子力発電所1基を受注する見通しであることが7月4日、分かりました。受注額は5000億円程度とみ
られます。ブルガリアの国営電力会社ブルガリア・エネルギー・ホールディングと近く合意します。日本企業が東欧で原発を受注するのは初めて。東芝は2013年に原発新設で優先交渉権を得ていま
した。
東京電力福島第1原発の事故以降、国内での事業拡大が厳しい状況の中、東芝は海外に活路を求めています。
受注するのは、ブルガリア北部のコズロデュイ原発の7号機で、出力は110万キロワット前後。現在、同原発は4基が老朽化で運転を停止しており、ロシア製の2基だけが稼働しています。
(「しんぶん赤旗」2014年7月5日より転載)