東京電力は6月2日、福島第1原発の高濃度放射能汚染水が入ったタンクを囲うせき内にたまった水をためるタンクから、水が漏れていることがわかったと発表しました。漏れている水の放射性物質の濃度は分折中ですが、当該タンクには基準値を超える濃度の放射性物質が含まれているといいます。
東電によると、水が漏れているタンクは容量4000トン。同日午後、タンク側面のボルト2ヵ所から1秒に1滴ほど水が漏れているのを社員が発見しました。東電は、漏れている水は、せきの中にたまっていると説明しています。
東電は同日、「地下水バイパス計画」で、3回目の海洋放出を行いました。放出量は833トンで、これまでで最大。東電は、放出した水の放射性物質の濃度は基準を下回っているとしています。
(「しんぶん赤旗」2014年6月3日より転載)