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原子力機構に処分内容伝達・・規制委/再発防止の体制 文科省整備指示

原子力規制委員会は5月16日、日本原子力研究開発機構の鈴木篤之理事長を呼び、多数の点検漏れが見つかった高速増殖炉「もんじゅ」の問題で、保守管理体制の再構築など必要な措置を実施するまで、運転再開に向けた活動を中止することなど、前日決定した処分内容を伝えました。

原子力規制庁の池田克彦長官から文書を受け取った鈴木理事長は、「このような事態になったことを猛省しております」と述べました。また、行政手続法により与えられる弁明の機会については「検討させていただき、できるだけ速やかにご返答申し上げたい」と答えました。

終了後、会見した鈴木理事長は、機構がめざしていた年度内の運転再開について「40%の試験運転を物理的にはじめようとすると、準備に1年近くどうしてもかかる」として、「規制委員会の措置命令のいかんにかかわらず、現時点で非常に難しい」との見方を示しました。

 

再発防止の体制 文科省整備指示・・もんじゅ点検漏れ

日本原子力研究開発機構の高速増殖炉「もんじゅ」(福井県敦賀市)で多数の点検漏れが見つかった問題で、文部科学省は5月16日、再発防止に向けた体制整備などの措置を取るよう同機構に指示しました。

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