規制委、13日に事前の評価会合
日本原子力研究開発機構の高速増殖炉「もんじゅ」(福井県敦賀市)について、原子力規制委員会は5月29日、敷地内の破砕帯(断層)が活断層かどうかを評価する現地調査を6月中に行うことを明らかにしました。規制委による調査は関西電力大飯原発、日本原子力発電敦賀原発、東北電力東通原発に続く4カ所目。
調査する専門家チームのメンバーは、規制委の島崎邦彦委員長代理と、関係4学会から推薦を受けた4人の専門家で構成。6月13日に事前の評価会合を開きます。
もんじゅの原子炉建屋の真下などには破砕帯が8本走っています。同破砕帯について、旧経済産業省原子力安全・保安院が昨年(2012年)8月、もんじゅの西約500メートルにある活断層「白木(しらき)−丹生(にゅう)断層」と連動して動く可能性を指摘し、同機構に対し追加調査を指示していました。
同機構は今年(2013年)4月末、「活断層であることを示す痕跡は認められなかった」とする調査結果を発表しています。