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原発はいらない・・それぞれの思いが、ひとつに結集して

原発はいらない―。それぞれの思いが、ひとつに結集して、巨大なうねりとなった日曜日の東京。数万もの人々が決意を胸に都心をねり歩き、国会をつつみこみ、声をあげつづけました。

つよまる日差しのなか、中央集会の明治公園には午前中から人波がおしよせます。さまざまな団体が企画したブースは運動のひろがりと交流の場に。参加者は、歌ったり、踊ったり、仮装したり。気持ちの表し方がなんとも多彩です。

毎週金曜日には官邸前に行くという青年は、自分の意思で行動しているから長続きするといいます。「人任せではなく自分たちで創意工夫する。全員が主催者」。壁のない運動がもつ大きな可能性とエネルギーを感じます。

福島からもバスで数百人が駆けつけました。収束どころか、いまだに原発事故の恐怖と不安におびえる日々。「フクシマで生きていきたい」のゼッケンをつけた60代の男性は「おれたちの海や空、大地を返せ」と叫んでいました。

浪江町に住んでいた70代の女性は新築の家を残し、夫婦で都会暮らしです。「一時帰宅したら、家の中はネズミのふんだらけ。震災前に死んだおじいさんの遺骨はそのままだし、いまも家族はバラバラ。こんなこと、くり返してはならない」。

安倍政権が原発の活用を鮮明にするなかで突きつけた「ノー」の声、声、声。そして、全国にひろがる連帯の輪。一人ひとりのつよい思いと、ねばりづよいたたかいは、必ずや逆流を押し返し、原発ゼロの日本を実現していくでしょう。

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