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原子炉への注水 一部が別経路へ・・福島第1

東京電力は7月4日、福島第1原発(福島県大熊町、双葉町)の2号機タービン建屋内にある、復水貯蔵タンクを水源とした原子炉注水ラインのうち、本来は閉じていなくてはいけない弁が開いていたために、水の一部が別の経路に流れていたと発表しました。

同原発1~3号機では、溶け落ちた燃料を冷却するために原子炉への注水を続けています。これまでは高台のバッファタンクを水源としていましたが、各号機タービン建屋内にある復水貯蔵タンクに切り替えています。

2号機では3日に水源を切り替えて、注水が予定通りにできているか確認していました。4日午前11時45分に、閉じているはずの弁が開いていて、本来は炉心スプレー系に流れるべき水の一部が給水系という別の注水ラインに流れていることが分かりました。圧力容器下部温度など原子炉には大きな変化はなかったといいます。

いつから弁が開いていたか、弁が開いていた原因については調査しているといいます。

柏崎刈羽再稼働申請 新潟県知事と・・東電社長会談へ

東京電力は4日、広瀬直己社長が5日に新潟県を訪れ、泉田裕彦知事らと会談すると発表しました。柏崎刈羽原発6、7号機(同県柏崎市、刈羽村)の、再嫁備に向けた原子力規制委員会への安全審査の申請について理解を求めるといいます。ただ、泉田知事は東電福島第1原発事故の検証が不十分と主張しており、調整は難航が予想されます。

東電は2日の取締役会で、柏崎刈羽原発の安全審査を速やかに申請する方針を決定しましたが、泉田知事は「信頼関係を完全に破壊する行為だ」と強く反発しています。

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