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柏崎刈羽・浜岡 再稼働許さない/静岡で集会

「原発なくそう」「未来を守ろう」とコールする参加者=16日、静岡市

 中部電力浜岡原発の再稼働に反対する「ひまわり集会inしずおか」が16日、静岡市で行われました。新潟県で東京電力柏崎刈羽原発の再稼働を巡る動きが加速する下、集まった500人(主催者発表)は「静岡から、柏崎刈羽と浜岡の原発再稼働に反対する声を上げていこう」とアピールしました。

 主催した実行委員会を代表して、実行委員長の林克さんがあいさつ。浜岡原発の再稼働に向けた審査が原子力規制委員会で進んでいるが、まったく見通しが立っていないと指摘し、「絶対に廃炉しかありません」と語りました。

 その上で、柏崎刈羽原発の再稼働の動きに触れ、国と東電は、反対や懸念を示す県民世論を、お金で押さえつけようとしていると告発。「原発推進を狙う政府に、怒りの声を上げていこう」と呼びかけました。

 ゲストとして、静岡県湖西(こさい)市元市長の三上元さん、ドキュメンタリー映画監督の早川由美子さん、美術作家の土屋聡さんがスピーチしました。

 宮城県在住の土屋さんは、東日本大震災と東京電力福島第1原発事故で被災した一人です。「あの日から、悔しい日々が続いています。これからの若い人たちに原発の危険性をどう伝えていけるかが、私たちの使命です」と語りました。

 参加した静岡市に住む高校1年生の松下ゆめさん(16)は、「原発の危険性を学び、日本に原発はいらないと思いました。未来のために声を上げていきたい」と話しました。

 各政党からあいさつやメッセージが寄せられ、日本共産党からは本村伸子衆院議員があいさつしました。

(「しんぶん赤旗」2025年11月17日より転載)