原子力規制委員会は2日、非常用ディーゼル発電機などこれまで原発運転中の点検が原則認められていなかった機器の運転中の計画的な点検(運転中保全)を可能にする、保安規定の審査基準と検査運用ガイドの改定案を了承しました。30日間の意見募集の後、正式に決定します。
運転中の機器の点検は作業ミスや予期せぬ不具合により、事故につながるリスクがあると指摘されています。安全確保のために原発の運転中に動作可能であることが求められている機器に対する運転中保全は、これまではトラブルなどやむを得ない場合に限られていました。案では、定期検査で停止中に行っていた機器の点検の一部を、計画的に運転中に実施できることになります。運転中保全は定期検査の時間を短縮して原発の稼働率を向上できることから、事業者側が繰り返し導入を求めていました。
(「しんぶん赤旗」2026年9月4日より転載)