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柏崎刈羽原発「追加検査」へ/衛星電話故障受け規制委

 原子力規制委員会は4月30日の定例会合で、東京電力柏崎刈羽原発7号機(新潟県)で衛星電話の故障などが3カ月間で4回起きたとして、同社の対応を確認する「追加検査」を実施する方針を決めました。

 原発の安全な運用方法などを定める東電の保安規定では、施設ごとに常時使用できる衛星電話の台数を定めています。同社によると、重大事故発生時の対策本部となる緊急時対策所で昨年11月~今年1月、衛星電話5台のうち3台で不具合が発生。同月末には中央制御室の1台が故障しました。部品の劣化などが原因の可能性があると推定しています。

 7号機は再稼働に向けて昨年4月に核燃料の搬入を終えましたが、設置が義務付けられたテロ対策施設の完成は今年3月から2029年8月に延期されました。(時事)

(「しんぶん赤旗」2025年5月2日より転載)