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伊方原発の総点検を/地震受け党愛媛県委 県に要請

割れた酒などが散乱する写真を示して支援策を求める林県委員長と田中県議、西井氏=19日、愛媛県庁

 日本共産党愛媛県委員会の林紀子県委員長、田中克彦県議、西井直人南予地区委員長(衆院愛媛3区候補)は19日、観測史上最大の地震が発生した愛南町(震度6弱)や宇和島市の被害調査に基づき、枠にとらわれない営業継続の支援や、伊方原発を停止し総点検するよう中村時広知事に申し入れました。

 林氏は、清水諭防災危機管理課長に要望書を手渡し、天井や外壁が崩れた店舗の写真を示しながら県独自支援策や、災害ゴミの処理、これまでの枠にとらわれない営業継続への支援強化を求めました。

 田中県議は「災害救助法の適用にはならないが、家屋や店舗の被害はかなりあり、放置すると余震や雨による被害も心配。市町と連携し、被災者へ支援が行き届くようにしてほしい」と述べました。

 伊方原発周辺の地震頻発問題では、西井氏が申し入れ書を杉本文孝県原子力安全対策推進監に手渡し、「地震が続き、住民は大変心配している。伊方3号機を廃炉にする決断を」と訴えました。

 林氏は「これだけ大きな地震が起きたのだから、すぐさま原発を停止できないのか。全国の人が心配している」として、伊方原発の運転を停止して総点検し、結果を県民に公開するよう求めました。

(「しんぶん赤旗」2024年4月20日より転載)