原子力規制委員会の山中伸介委員長は1月31日の会見で、北陸電力志賀原発(石川県)で試運転中に自動停止した非常用ディーゼル発電機について、「一種の人為的ミスだ」と述べました。
1月16日に志賀町で震度5弱の地震後に点検のため、試運転した非常用ディーゼル発電機を所内電源系統に接続しようとしたところ自動停止しました。
北陸電は、電気を流す系統を変更した影響で、電流が流れにくくなったのが原因と推定しました。
山中委員長は「電気回路上の検討をしっかりしていれば、防げたのではないか」「検討不足、考察不足」と指摘しました。
(「しんぶん赤旗」2024年2月2日より転載)