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福井県警、月内にも強制捜査に乗り出す方針

関西電力美浜原子力発電所3号機(福井県美浜町)の蒸気噴出事故で、県警敦賀署捜査本部は十二日までに、破損した配管が検査対象リストから漏れ、点検が行われていなかったことを重視し、月内にも業務上過失致死傷容疑で強制捜査に乗り出す方針を固めました。

同発電所や関電福井事務所など県内の関係先を捜索し、関連資料を押収します。

また、点検を請け負っていた三菱重工業(東東都港区)や日本アーム(大阪市北区)の関係者からも事情を聴取する予定です。

捜査本部は十一日夜に、美浜原発の機械保修課長ら、同配管の点検時期の判断にかかわったとみられる職員から参考人聴取。一部の資料について、既に任意提出を受けています。

十一日に現地調査した国の原子力委員会メンバーらは、配管の検査対象漏れについて、関電の安全管理体制に「問題があった」との認識を示しています。

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