東京電力は22日、福島第1原発の敷地内にたまる放射性物質トリチウム(3重水素)を含む汚染水(アルプス処理水)の海洋放出について、早ければ24日に放出する計画を発表しました。
東電は第1段階として、22日に1立方メートルの処理水を海水で希釈し、放出立て坑に貯留。第2段階として、トリチウム濃度を確認した後の24日以降に海洋放出を連続して実施するとしています。
東電によれば、第1回の放出でトリチウムの総量は約1・1兆ベクレルで、7800立方メートルの処理水を17日かけて放出するとしています。2023年度に4回の放出を行い、計約5兆ベクレルのトリチウムを含む計約3万1200立方メートルの処理水を放出する計画を示しました。
(「しんぶん赤旗」2023年8月23日より転載)