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高浜原発 延長申請へ・・「40年超」 3、4号機運転で関電

 関西電力は25日、運転から37年が経過した高浜原発3、4号機(福井県高浜町、出力各87万キロワット)について、運転期間の延長認可を原子力規制委員会に申請すると発表しました。9月から実施している特別点検の結果などを踏まえ、40年を超える運転を想定しても問題ないことを確認したといいます。

 原子炉等規制法は原発の運転期間を原則40年と定めており、規制委の認可で1回に限り最長20年の延長が認められます。高浜3号機は2025年1月に、4号機は同6月に運転開始から40年を迎えます。

 関電は運転延長に合わせ、伝熱管の損傷が相次いでいる高浜3、4号機の蒸気発生器を取り換える予定。福井県と高浜町の了承が得られれば、蒸気発生器の交換を含めた運転延長の申請を規制委に行います。

 これまで40年超の運転が認められた老朽原発で、関電の美浜原発3号機(福井県美浜町、出力82・6万キロワット)が全国で唯一稼働中です。(時事)

(「しんぶん赤旗」2022年11月27日より転載)