
広島と長崎の原爆被爆者や福島の原発避難者を含む142人の原告(控訴人)が四国電力伊方原発(愛媛県伊方町)3号機の運転差し止めを求めた訴訟の控訴審第2回口頭弁論が19日、広島高裁(三浦隆志裁判長)で開かれました。
原告や支援者らは「被爆地ヒロシマが被曝を拒否する」との横断幕を掲げ、「原発反対」と唱和しながら高裁前を行進しました。
裁判官の交代による弁論の更新手続きが行われた後、原告側が出した控訴理由書に対する答弁書を被控訴人の四電側が提出し、約2分で閉廷。次回口頭弁論は9月に行われる進行協議で決まる見込みです。
報告集会では弁護団の竹森雅泰弁護士らが、四電側が出した答弁書の解説などを行いました。
担当弁護士は原告側が主張する争点の一つ「避難計画」について説明。四電が、原子力規制委員会が3号機を適合とした判断を挙げて避難計画の検討を不必要としていること、原発事故を想定したシミュレーションで放射性物質が約100キロ離れた広島市域に届く可能性が示唆されているのに、広島市での避難計画をおろそかにしていること―などに対し、反論したいと述べました。
原告でもある日本共産党の藤井とし子県議、高松ふみ子広島市議候補が傍聴し報告集会に参加しました。
(「しんぶん赤旗」2026年5月21日より転載)