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規制委員長 舗装よりまず除染・・政府の汚染水対策に懸念

原子力規制委員会の田中俊一委員長は、政府の汚染水処理対策委員会が、東京電力福島第1原発の汚染水対策の一環として12月3日に打ち出した敷地のほぼ全域をコンクリートで舗装する対策案について、「全体のリスクというものを、見ていないのではないか」と懸念を示しました。4日の定例会合での発言。

福島第1原発では、地下水が建屋地下に流入し、汚染水を増加させています。政府の対策委は、コンクリート舗装によって雨水の地中への浸透を防ぎ、汚染水の増大を抑えようというものです。

田中委員長は、放射線量が高いなど福島第1原発の作業環境が悪いことを指摘し、「これから10年、20年、仕事をしていくとなると半減期の長いセシウムはそう簡単に減りませんので、そういうものを取ってから、舗装する手順が必要だ」と述べました。

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