四国電力伊方原発3号機(愛媛県伊方町)の運転差し止めを命じた広島高裁の仮処分決定(1月17日)を受け、四国4県の日本共産党と県議団、白川よう子衆院四国ブロック比例候補らが1月31日、高松市の四電本店を訪れ、再稼働を断念し、廃炉にすることなどを求めました。
愛媛県の林紀子委員長、田中克彦県議、伊方町に隣接する八幡浜市の遠藤綾市議、香川県の樫昭二、秋山時貞の両県議、徳島県の山田豊県議、高知県の岡田芳秀県議が申し入れました。
愛媛の田中氏は「廃炉を決断すべきだ」と迫り、香川の樫氏は「危険性を指摘する人と向き合うべきだ」と訴え。徳島の山田氏は「再生可能エネルギーの充実を図るべきだ」、高知の岡田氏は「絶対の安全はない」と述べ、白川候補は「一番の安全は原発を止めることだ」と強調しました。
一行は2017年の広島高裁仮処分決定に続く2度目の運転停止の司法判断であり、真摯(しんし)に受け止めるよう要請。沿岸部至近距離の活断層調査と検証を早急に行うよう国や原子力規制委員会との協議を求めたほか、相次ぐトラブルの原因究明など4項目を申し入れましたが、担当者はいずれにも答えませんでした。
(「しんぶん赤旗」2020年2月1日より転載)