大阪市の松井一郎市長(「大阪維新の会」代表)と大阪府の吉村洋文知事(同代表代行)が、東京電力福島第1原発事故による放射能汚染水の大阪湾への放出を受け入れる旨の発言をしたことに、「とんでもない発言にノーを突き付けよう」と「大阪湾に放射能汚染水の放出を許さない会」が9月25日夕、大阪市役所前で声を上げました。
参加者はマイクを握り、それぞれの思いを訴え。福島県の浪江町から兵庫県に避難している菅野みずえさんは「松井市長の発言を知り、“ばかでねえの”と思った。トリチウムは全く除去できていない。そんな水流したらどうなるか。漁業者や住んでいる人を何だと思っているのか」と、市長と知事の姿勢を強く批判しました。
東京から関西へ子どもと自主避難している下澤陽子さんは「“放射性物質が基準値以下なら大丈夫”ではない。子どもの未来を奪う権利は誰にもないはずです」と訴えました。
「放射能から豊中の市民・子どもを守る会」も参加し、日本共産党元豊中市議の山本一徳氏もマイクを握りました。
(「しんぶん赤旗」年9月27日より転載)