首都圏反原発連合(反原連)は8月16日、首相官邸前抗議を行いました。この日、九州電力玄海原発4号機が定期点検入りし、国内で稼働する原発は6基だけになりました。一方、全国の原発再稼働へ向けた対策費が5兆円を超えることも明らかとなり、参加者は、「原発ゼロをさっさと決めろ」とコールやスピーチで訴えました。
東京都練馬区の女性(72)は「これまでも原発にたくさんのお金をつぎ込んできたのにもっと使うなんて。福島原発の廃炉もままならず、賠償も切ろうとしている。安倍政権を倒し、原発をなくすため声をあげ続けたい」と語りました。
国会正門前では、拡大する安全対策費や、原発事故被害者への賠償・住宅支援の打ち切りを批判。埼玉県の男性は「再生可能エネルギーへの転換を進める世界の流れに取り残される安倍政権を一日でも早く退陣させよう」と呼びかけました。
日本共産党の藤野保史衆院議員が国会正門前エリアに駆けつけ「原発のない未来を切り開くため、ご一緒に頑張ります」と表明しました。
(「しんぶん赤旗」2019年8月17日より転載)