首都圏反原発連合(反原連)は4月12日、首相官邸前抗議を行いました。経団連は原発の再稼働、建て替え・新増設、運転期間40年を超えた原発の運転延長などを要求する提言を公表。参加者は、「事故の反省もないのか」「利益しか考えていない」などの声をあげました。
埼玉県川越市の高橋暁(さとる)さん(70)は、経団連の提言について「自分たちの金もうけしか見ていない。福島での原発事故がなぜ起きたのか、福島の現状がどうなのかを考えていない」と憤りました。
国会正門前では、参加者から経団連の提言への怒りのスピーチが続きました。
さいたま市の男性は、日本原子力産業協会が開設した若者向けサイトに触れ、「原発推進の勢力は、ありとあらゆる手段で原発にしがみつこうとしている。そんな勢力に負けないで、私たちは原発ゼロを求める声をあげ続けよう」と呼びかけました。
この日は、360人(主催者発表)が参加しました。
(「しんぶん赤旗」2019年4月13日より転載)