佐賀県議選の唐津市・東松浦郡区(定数6)で、再選をめざす日本共産党の井上ゆうすけ県議は、九州電力玄海原発が立地する地域から原発ストップを一貫して訴える唯一の議席を守り抜くため、全力を尽くしています。
選挙は、自民4人(現職3、新人1)、公明現職と無所属元職の各1人を合わせた有力候補ばかりの7人による争いです。共産党員宅を訪ねた創価学会の女性2人組が「井上ゆうすけは強いから」と訴え、前回トップ当選した公明現職への投票を呼びかけるなど、他党は露骨な“共産党落とし”を仕掛けています。
前回は僅差で落選した元職も、決起集会に多くの支持者を集めて勢いを見せ、必死の運動を続けています。
大激戦の中、「絶対に井上候補を落としたらいかん」と連日、電話にかじりついて支持を広げる党相知(おうち)第一支部の藤瀬憲一さん(73)は「安倍政権に対する不満を持っている人は多いけれど、雰囲気で勝てるような甘い考えは許されない。とにかく訴える数を増やさないと」。
「原発ゼロで安心して暮らせる古里・佐賀県へ、みなさんの願いを託してください」―井上候補の訴えに、街頭では次々と共感が集まっています。27日、「安倍さんはおかしい。頑張って」と80歳女性が激励。前日の26日には、息子が原発で働く男性も「革新が頑張らんといかん」と話しました。
(「しんぶん赤旗」2019年3月28日より転載)