東京電力は12月19日、福島第1原発(福島県大熊町、双葉町)で、大量の汚染水漏れがあったタンク近くの観測用井戸(E‐10)で17日に採取した地下水から1リットル当たり2万5000ベクレルのトリチウム(3重水素)を検出したと発表しました。この井戸では最高値。
この井戸は、8月に300トンの汚染水漏れが発覚したタンクから東北東に約40メートルの位置にあります。12月に入るまで、この井戸で検出されるトリチウムは11月13日採取分の同1万7000ベクレルが最高でしたが、12月7日に同2万ベクレル、16日に同2万2000ベクレルが検出され、上昇を続けています。