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志賀原発の活動性評価対象・・陸域の3断層を追加

 北陸電力志賀(しか)原発2号機(石川県志賀町)について原子力規制委員会は1月18日、再稼働に必要な新規制基準にもとづく適合性審査会合を行いました。北陸電は、敷地内の断層のうち、活動性の有無を評価する対象断層として陸域の3本の断層を追加する方針を示しました。

 規制委は「納得感がある」とし、陸域ではすでに対象にしている3本と合わせて計6本の断層を評価することになるとみられます。

 一方、海岸近くの断層について、北陸電は2本の断層を評価の対象にしていますが、18日の会合では重要施設との関係などが問題視され、議論を続けることになりました。

 北陸電はこれまで敷地内にある21本の断層のうち、1号機直下の断層や2号機直下の断層など5本の断層で、活動性の有無を評価するという検討結果を説明しました。しかし、規制委が選定根拠について「首肯できない」などと指摘していました。

(「しんぶん赤旗」2019年1月21日より転載)